ご供養

  我々の住む日本では、古来より今の自分へ命の「おてつぎ」をしてきて下さったご先祖様へ感謝をし、ご供養を行ってまいりました。浄土宗の教義では、死後、阿弥陀仏の本願力を頂戴し、念仏功徳により極楽世界というお浄土へ往生すると説きます。先立たれた方々は、お浄土で成仏の為の仏道修行を行いやが て仏様になります。
  我々は少しでも早く、先立ちし方々に成仏の功徳を積んで頂く為ご供養を行うのです。また、そのご供養を行う作法や経典の教義を聞法することは、我々にとって豊かな人間性を形成することに資することにもなるのです。

■先祖供養について

  当山では、浄土宗檀信徒の方々へご先祖のご供養を執り行っています。
葬儀・年忌法要(ご法事)・月忌命日・お仏壇の魂入れ等、ご希望の方はお問い合わせくだ さい。

■仏事相談について

  仏教の習慣や、日本の先祖供養の習俗。また、ちょっとした疑問質問からお葬儀等のご相談までお気軽にお問い合わせください。
  当山宗派外のご相談については、仏教会所属寺院より、お近くのご寺院もご紹介いたします。


※お問い合わせ 9:00〜17:00
(葬儀等、急を要する場合は時間外受付いたします。)

Q&A

多く寄せられるご質問の一部をQ&Aでご紹介します。

Q:檀家ではありませんが、お葬式を受けてくれるのでしょうか?

A:当寺は檀家寺ではありますが、新しいご縁を随時受け付けております。 お葬儀のご依頼や法事(年忌法要)、お盆、お彼岸のご供養も受け付けております。
受付は随時行っていますので、このホームページのお問合せフォームをご利用ください。お急ぎの方はお電話でお問合せください。

Q:法事は必ずやらなければならないのでしょうか?

A:法事は年忌法要といい、ご縁の方がご逝去されてより49 日目(四十九法要)・一 年目(一周忌)・二年目(三回忌)など定められた供養日に縁者が集まり、亡くなられた方の事を偲び思いを手向ける儀式のことです。
法事は亡くなられた方の功徳を積む大切な儀式ですので、定められた縁日にしっかり勤めることが大切です。最近は法事の参列者が少数であることや、経済的な理由で法事を行わないという方もいますが、形はどうであれ亡くなられた大切な方を偲ぶ大切 な儀式ですので、しっかり勤めたいものです。

Q:戒名は必要ですか?

A:仏教でお葬式を出すという事は、仏弟子になり亡くなった後、仏様の国へ生まれ変わるという事を意味します。仏弟子になるには、受戒といって自身が仏になるための悟りの種をいただく儀式を行います。この種の事を「戒」と呼びますが、戒をいただいた証が戒名なのです。お葬式の中で受戒作法を行いますが、戒名がないと受戒を受けたかがわからないという事になります。
世間では戒名不要論が席捲していますが、本来はとても大切な宗教儀礼の証となるものです。お坊さんとしっかり相談して、善い戒名を頂戴することは、亡くなられた方の最上のご供養といえます。

Q:お布施はどのくらい準備すればよろしいのでしょうか?

A:お布施の金額は決まったものではありません。皆さんがご準備される金額を目安としてお伝えすることはできますので、お問合せください。

Q:法事は家でもできますか? ちゃんとした会場を準備しなければいけないのでしょうか?

A:法事は体裁より勤める中身の方が大切です。よって場所は問いません。しかし、最低限準備しなければならないものはあります。
亡くなられた方は、お浄土にいらっしゃるので、供養を手向けるためにお浄土を具現化したもの(お荘厳といいます)、そしてご本尊様が必要となります。お仏壇は正にお浄土を具現化したものですから、ご自宅で勤める時はお仏壇にお位牌を安置し、お供えものをすれば立派な祭壇となります。また、近年はセレモニーホールやホテル同様に、お寺でも椅子が使えるので、お寺で勤める方も多くいらっしゃいます。

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